有馬荘

 ６時30分に区役所を出発。先発部隊の宿泊場所である有馬荘へと向かう。ここで引継や、市役所職員から事務について説明を受けるためだ。もちろん、我々のこれからの宿泊場所となる。

午前中のうちに先発隊との引継をする。物資は普通にあるとのことだが、食事はずっと冷えた弁当だったとのこと。また、仕事は始まったばかりであることもあり、かなり混乱していたという。特に擢災の判断基準や、義援金の交付対象の範囲についてのものだったとのこと。

午後からは市役所職員の事務説明を受ける。意外なことに昼食はごく普通の温かい食事だった。ここではもう通常の食事や生活ができるとのこと。そのせいか説明は半分寝てしまった。

説明のあとは何もすることがなく、部屋のテレビを見ながら寝て過ごしていた。NHKではロボットコンテストの再放送をしており、茨城高専が出場していた。そのロボットは他の出場チームに比べ今一つあか抜けていなかった。そんなくだらないことを考えていると、散歩に行っていた海老原氏が、ここの温泉街についての情報を温泉鰻頭とともに持ってきた。このあたりも被害が出ているが、それほどではないこと。むしろ交通手段の寸断によるお客が途絶えたことによる影響が大きいとのこと。それと従業員の家の被災もあり、店を閉めているところが多いという。ここも地震の被害地である。