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今日からいよいよ本格的な仕事が始まる。5時30分起床。6時朝食。そして6時30分出発というのがこれからの日課だ。7時30分擢災証明発行と義援金受付会場である、東灘区のコープ神戸生活センターに到着する。この神戸市はコープの発祥の地らしく、あちこちに関連施設やボランティアが多く、生活の一部となっているようだ。既に建物の入り口では擢災者が20人ほど行列を作っていた。8時30分に市の職員から最終的な説明を受け、受付開始時間の9時までマニュアルを読み準備する。
開始時間より5分ほど早く受付が始まり、擢災者が入場してきた。会場自体整理券の発行により入場者を制限していることや、受付会場の入り口でも警備員が事務がある程度進むまで入場を制限していることから、会場内は想像よりは整然と事務が進んでいった。午前中は、いちいち確認しながら事務を進めたため、あまり効率的ではなかったが、さすがに午後になるとみんなかなりスムーズに仕事を進めていった。
しかし、今日は月曜日だけあり、お客の数はなかなか減らず、休憩のたび表の人数を見てみるが、常に100人以上待っているようだった。聞けば並んで証明を受けるまで20分以上かかっているという。しかし、自分一人ではどうすることもできない。幸いそのことについて怒りだしたお客は5日間で2人ほどだった。
事務自体は、基本的に2班体制で、受付班とチェック班に分かれている。申請してきた住所を被害状況を記した地図帳でチェックし、その結果を記入するのが受付班。それをチェックし、公印を押し、証明するのがチェック班といったものだ。ただし、いかんせん1日1,200人ほどの擢災者がやって来るのにはかなり参った。噂では怒鳴り回す人もいると言うことだったが、この期間私が確認したのは2人だけだった。
早速風邪をひく。途中お茶も出ないことからノドが渇くせいだ。そして5時30分に受付終了し6時のパスで有馬荘へ帰っていった。昼食は冷たい弁当か、パンしかなかったので、暖かい夕食はうれしい。部屋のみんなは1日の出来事を各々興奮しながら話し合った。
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